施設のご紹介

あさぎりサニーランド(養護老人ホーム)

運営方針

はじめに

社会福祉法人「下呂福祉会」が施設運営9年目を迎えることとなり、施設入所者及び施設利用者により高いサービスを提供できるように努力してまいりました。

しかし、現在の社会福祉法人を取り巻く状況は、決して楽な状況ではありません。 介護報酬改定では介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の基本報酬が大きく引き下げられました。手厚い人事配置やサービスの質を評価した各種加算を算定できなければ大幅な減額に見舞われています。さらに国の財政状況を考えると、今後の改定で基本報酬の引き下げはあっても、引き上げは考えにくい状況のなか、介護人材不足も他の施設同様に深刻なものがあります。

こうした現状の中、下呂市の高齢化率や人口減少を考えると、下呂福祉会が市民の要望にこたえるためには、職員がさらなる使命感及び職業意識を高め、一致団結して運営にあたらなければならないと考えます。サニーランドは、老人福祉施設として、地域の中心的役割が求められており、ケアを志す学生への学習・実習施設としての支援と、地域の方々へのケア技術の実習支援の実施やボランティア活動等が積極的に行っていただけるような開かれた施設を目指していきます。 養護老人ホームは、措置制度に基づき入所されていますが、加齢とともに要介護者の増加により、養護老人ホーム入所者の外部介護サービス利用を更に進めながら支援のあり方を検討していきます。

あさぎりサニーランドは、老人福祉施設として、地域の中心的役割が求められており、ケアを志す学生等への学習・実習施設としての支援と、地域の方々へのケア技術の実習支援の実施やボランティア活動等が積極的に行っていただけるような開かれた施設を目指していきます。

高齢者はただ支えられるだけの生活だけではなく、人間として尊ばれ、社会の一員として受け入れられたい、自分らしく生きがいのある生活をおくりたい、住み慣れた土地で暮らし、人々の役に立ちたいと願っています。しかし今日の社会では、この願いは充分に満たされていないように思われます。ただ支えられるだけの生活に耐え、地域から離れた寂しい生活を余儀なくされています。

こうした現状を理解し、高齢者が生きがいと誇りをもって、残された人生が満たされたものとなるよう、高齢者の思いに寄り添い、職員一同、努力していきたいと思っています。

全体目標
  1. スタッフの自己啓発によるサービスの充実を図る。(介護技術等の習得)
  2. 養護と特養の共生施設として充実を図る。
  3. 地域と施設(スタッフ)との信頼関係を築く
  4. 施設経営の健全化を図る。
  5. ご利用者様本位のケアの実現(個別ケアと生活の継続性の探求)を図る。
実践項目
  • 施設内研修システムの確立を図ります。
  • 認知症への取り組み(理解とその対応策)を進めます。
  • 施設外研修の実施と施設間交流の検討を行います。
  • 自らを磨き・高める機会とその支援を行います。
  • あさぎり施設からサービスの発信と地域との連携を図ります。
  • スタッフの特性が発揮できる支援を行います。

養護老人ホーム

養護老人ホーム

※ 予測される事故を防ぎ、安心に暮らせる環境づくりを行います。
※ 季節感や和みのある環境づくりを利用者と行っていきます。
※ 外出支援や季節のイベント・ペーパーアートを開催し、思い出づくり・楽しみを提供します。

看護

看護

※ ご利用者様の健康管理・疾病の早期発見のために介護職と連携を図る。
※ 発熱・嘔吐時など基礎的ケアの介護職への情報提供。
※ 介護職が緊急時の対応が出来るようにマニュアルの再確認指導を行う。
※ リハビリ加算に向けての準備を行う。
※ ご家族様の意向確認のシステム化

給食

給食

会議等

(1)スタッフ会議
○ 主に施設の運営方針の確認、資質向上の為の研修の場とする。
  • 年3回程度の開催とし、必要に応じて開催する。
  • その他各会議・委員会の報告及び意見交換の場とする。
(2)リーダー会議
○ 施設全体に関わる政策的事項の協議・決定の場と位置づける。
  • 定例会は毎月とし、緊急時の場合など必要に応じて召集する。
  • 各フロアー、各委員会に関すること
  • 事故防止対策及び要望・苦情解決に関すること
  • スタッフの安全衛生管理に関すること
  • 年間行事計画及び月間スケジュールの企画立案に関すること
  • 各職種の諸問題に関すること
  • 学習訪問の受け入れに関すること
(3)給食会議
○ 給食サービス全体について委託業者を含めた協議の場とする。
  • 施設全体の食事サービスについて質を高めるための検討を行う。
  • ご利用者様の食事に対するニーズの把握と改善方策の検討を行う。
(4)ケアワーカー会議
○ 日常業務の課題についての検討を行う。

委員会

委員会の活動を通じて、スタッフが学び意識を高め、各職種において実践する場と位置づける。

(1)身体拘束廃止、虐待防止対策委員会
身体拘束の廃止に向けた検討を行う。
(2)事故防止対策委員会
介護事故防止の啓発活動と対策について検討を行う。
(3)入浴委員会
  • ひとり浴の定着と介護技術指導者との連携を図る。
  • ご利用者様の入浴が楽しく喜びを持っていただける方法の研究を行う。
  • 入浴介助を主体とした介護技術の習得と研修を行う。
(4)排泄委員会
ご利用者様各人の排泄行動の把握と排泄介助方法の研究を行う。
(5)食事委員会
  • ご利用者様が楽しく食事ができる環境作りの検討を行う。
  • ご利用者様各人の生活の中での食事の位置づけを検討を行う。
(6)記録委員会
  • 施設介護にかかる全ての記録のあり方と方法について研究を行う。
  • パソコンの活用について研究を行う。
(7)エコ環境委員会
  • 施設の業務全般における省エネに関する事項について研究実践を行う。
  • 施設の掲示物、備品設置等の環境についての研究を行う。
  • 職場環境の改善等、スタッフに対してもやさしい環境づくりへの研究を行う。
(8)感染症対策委員会
  • 感染予防等に対する情報の施設内への発信を行う。
  • 環境整備、清掃計画、スタッフの健康管理等の働きかけを行う。
  • 感染症発生時、迅速かつ適切な対策を検討し実施を行う。
(9)褥瘡予防委員会
  • 入浴・排泄時の発赤の有無の確認や適切な体位変換等のスタッフへの周知徹底による褥瘡予防を行う。
  • 発症時においては早期完治への取り組みを行う。
(10)医療的ケア安全対策委員会
  • 介護スタッフによる口腔内のたんの吸引等を安全に行うための実施体制・手順等の整備を行う。
  • 関係各職種及び他の医療機関、地域の他機関との連携を図る。
(11)看取り委員会
  • 看取り介護の意義や目的、知識のスタッフへの研修習得の実施をする。
  • 担当医師による看取り介護開始の判断を基に、ご家族様の意向調整と全職種協働連携及び実践評価を行う。
(12)ケア向上委員会
介護における精神的及び技術的ケアの向上を目指す。
(13)安全衛生委員会
○ スタッフが安全衛生に対して十分に関心を持ち、その意見を反映するために行う。
  • 毎月1回開催   産業医 佐竹厚志医師(小坂診療所)
  • スタッフの危険防止・安全に関すること
  • スタッフの健康障害防止・健康保持増進に関すること

その他

認知症研究会
認知症にかかる原因、メカニズム、対応について、専門的考察と経験からの適応を研究する。
接遇担当
  • 接遇マナーの向上及び普及を図る。
  • ご利用者様・スタッフ双方にとってよりよい環境を構築するため、業務改善に努める。
研修担当
スタッフ研修の企画立案と実施における計画、調整を図る。
リハビリ担当
適切なリハビリテーションの提供により身体機能又は生活能力の向上や悪化の防止を図る。
広報担当
  • ご利用者様のご家族様や地域にサニーランドを知ってもらう広報・公聴活動を行う。
  • 広報の編集と発行を行う。
ボランティア担当
  • ボランティアの受け入れ体制の確立を行う。
  • ボランティアの育成と施設とのかかわりの検討を行う。

外部協力団体

嘱託医師 大林医師・近藤医師・笠原医師
協力病院 地方独立行政法人 岐阜県立下呂温泉病院
機能回復訓練指導者 理学療法士(小坂診療所派遣)
管理宿直業務 シルバー人材センター
清掃業務 シルバー人材センター
講師 絵手紙・押し花
防災協力隊 羽根区
各種ボランティア 喫茶・理容・傾聴・清掃・講話・縫製・物品寄付・絵手紙・芸能・小中高生他